下部構造は 〔マルクス主義・社会・政治〕
史的唯物論において、上部構造とあわせて社会全体を把握する基礎的概念とされる。
きわめて抽象度が高い概念であり、哲学的カテゴリーともいわれる。
歴史的には、マルクスの『経済学批判』序説における土台概念の定式化に端を発する。
土台とは、特定の社会の基礎をなすとともに、特定の物質的生産力に照応する生産関係の総体、社会の経済的構造であるが、この土台概念が、その後のマルクス主義の歴史において、下部構造ということばで定着してきた。
史的唯物論では、社会的・政治的・精神的生活過程として具現する上部構造と、経済的構造としての土台との間に、前者の後者に対する能動的反作用や両者の弁証法的相互作用も主張されるが、土台の規定的役割、つまり、経済的構造こそが特定の社会全体のあり方を最終的に決定するという点が強調される。
したがって、生産手段の所有関係といった生産関係に関して階級対立が存続する限り、政治における支配と被支配をめぐる階級闘争も存続するとされ、社会変革の根本的課題も土台に即して提起されることになる。
また、上部構造がイデオロギー的性格をもち、主観的要素が強いのに対して、土台にかかわる物質的変革は自然科学的・客観的確定性をもつとも主張される。
きわめて抽象度が高い概念であり、哲学的カテゴリーともいわれる。
歴史的には、マルクスの『経済学批判』序説における土台概念の定式化に端を発する。
土台とは、特定の社会の基礎をなすとともに、特定の物質的生産力に照応する生産関係の総体、社会の経済的構造であるが、この土台概念が、その後のマルクス主義の歴史において、下部構造ということばで定着してきた。
史的唯物論では、社会的・政治的・精神的生活過程として具現する上部構造と、経済的構造としての土台との間に、前者の後者に対する能動的反作用や両者の弁証法的相互作用も主張されるが、土台の規定的役割、つまり、経済的構造こそが特定の社会全体のあり方を最終的に決定するという点が強調される。
したがって、生産手段の所有関係といった生産関係に関して階級対立が存続する限り、政治における支配と被支配をめぐる階級闘争も存続するとされ、社会変革の根本的課題も土台に即して提起されることになる。
また、上部構造がイデオロギー的性格をもち、主観的要素が強いのに対して、土台にかかわる物質的変革は自然科学的・客観的確定性をもつとも主張される。
update:2010年02月23日
